胎のうや子宮の形

胎嚢(のう)や子宮の形は胎内での姿勢だけでなく、
出生後の姿勢や股関節の状態などにも影響します。

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形が変わるとどうなるの?

子宮の中にいる赤ちゃんの超音波写真を見てみましょう。

妊娠中の子宮は、丸くて柔らかく赤ちゃんが心地よく過ごせる場所です。赤ちゃんは本来胎内を、膝を曲げ、指をなめられる姿勢で過ごします。

ところが、子宮まわりの筋肉がコリ固まってカチカチだったり内臓が下がって子宮が押しつぶされたりすると、子宮が細長い形になってしまいます。この中の赤ちゃんは窮屈で楽な姿勢をとることができません。

子宮を横方向に撮影 9週0日 子宮を横方向に撮影 9週0日
下から縦方向に撮影 9週0日 下から縦方向に撮影 9週0日

胎内姿勢と生まれた後の関係

胎内での窮屈な姿勢は、生まれてからの向きぐせや体のゆがみ、コリにつながりやすくなります。また、膝が伸びた状態が妊娠後期まで続くと、股関節脱臼になりやすいという研究発表もあります。

子宮を横方向に撮影 10週6日 子宮を横方向に撮影 10週6日
下から縦方向に撮影 10週6日 下から縦方向に撮影 10週6日

骨盤ケアで子宮を丸く!

妊娠初期からの骨盤ケアで、丸くて柔らかい子宮を目指しましょう。

参考資料

  • 第23回日本助産学会 学術集会 スポンサードセミナー「骨盤ケアで改善! PART2」(2009.3.21) 高橋美穂 「妊娠初期からの骨盤ケアの実際」
  • 第67回日本産科婦人科学会学術講演会 ランチョンセミナー「骨盤形態と胎内不良姿勢」(2015.4.11) 鈴木 茂夫 「胎内不良姿勢は先天性股関節脱臼の原因となっている」

骨盤ケアって?

それは、妊娠・出産・育児と、お母さんの体の悩みを軽くする
“体づくり” のキーワードです。