下がった子宮などを「あげる」
骨盤がゆるみ、重力の負荷を受けて下がった
子宮などの内臓を上げます。
骨盤高位とは
床から高さを保てるようにお尻の下にクッションや座布団などを敷いて、立てひざの状態で仰向けに寝た姿勢を骨盤高位といいます。骨盤高位になると、重力の負荷を受けて下がった内臓が上がっていきます。
ただし、つらい場合は無理のない高さにしましょう。
子宮が下がると?
トコちゃんベルトは骨盤高位の姿勢でつけると、
子宮やその他の内臓が元の位置に保たれます。
トコちゃんベルトをつける前
骨盤がゆるむと内臓が下がりやすくなります。そして、下がった内臓に押し広げられるので、骨盤はさらにゆるみます。
また、下がった内臓に押されることで子宮頸管の短縮やお腹の張りにつながります。
トコちゃんベルトをつけると
骨盤高位で上げた内臓が重力の負荷を受けてまた下がってこないように、トコちゃんベルトで骨盤を支えましょう。
骨盤を支えると骨盤の底が開かず内臓が下がりにくくなります。子宮頸管に負担をかけないことで短くなりすぎず、お腹の張りも軽減します。
仰向けになれないときは
背中や腰が痛いなど、仰向けに寝るのがつらい方は
こちらの姿勢で行いましょう。
お尻ふりふりのポーズ
四つん這いになり肘を床につけるこの姿勢も、骨盤高位のひとつです。骨盤を高く保つことで、内臓が上がりやすくなります。
首がつらい方は、丸めたバスタオルなどに額を乗せると楽にこの姿勢を保つことができます。
お尻ふりふりのポーズでトコちゃんベルトをつける方法
- ベルトを仮止めします。お尻ふりふり体操などで骨盤や内臓の位置を整えましょう。
- お尻をキュッと締めてゆっくり膝立ちになり、ゆるんだ分だけベルトをつけなおします。手伝ってもらえる場合は、お尻ふりふりのポーズのままベルトをつけなおしてもらいましょう。
両膝立ち
肘を上げて体側を伸ばすことで、肋骨が広がるので内臓が上がりやすくなります。
両膝立ちでトコちゃんベルトをつける方法
- ベルトを仮止めしておきます。
-
膝立ちになり、肘を上げます。
- 左肘を上げる → 自然に左膝に体重が移動
- 右肘を上げる → 自然に右膝に体重が移動
- お尻をキュッと締めて、ゆるんだ分だけベルトを止めなおします。