下がった内臓を「あげる」
骨盤がゆるみ、重力の負荷を受けて下がった内臓を正しい位置に上げましょう。
骨盤高位とは
立て膝の状態で仰向けに寝て、お尻を高くする姿勢を骨盤高位といいます。ホルモンバランスが乱れる生理中や加齢に伴う筋力の低下、出産経験によって骨盤がゆるむと、膀胱などの内臓が下がり、尿もれなどを引き起こします。骨盤高位の姿勢で下がった内臓を上げましょう。
お尻の下にクッションや座布団を敷くと楽に上げることができます。ただし、腰痛がある場合などは無理のない高さにしましょう。おすすめは10~15㎝くらいです。
上げた内臓の位置をキープ
トコちゃんベルトは骨盤高位の姿勢でつけると、
内臓が良い位置にキープされます。
トコちゃんベルトをつける前
骨盤がゆるむと骨盤底筋もゆるみ、内臓が下がりやすくなります。
トコちゃんベルトをつけると
骨盤高位で上げた内臓が下がってこないように、トコちゃんベルトで骨盤を支えましょう。
骨盤を支えると骨盤底が開かず内臓が下がりにくくなります。
仰向けになれないときは
背中や腰が痛いなど、仰向けに寝るのがつらい方は
こちらの姿勢で行いましょう。
お尻ふりふりのポーズ
四つん這いになり肘を床につけるこの姿勢も、骨盤高位のひとつです。骨盤を高く保つことで、内臓が上がりやすくなります。
首がつらい方は、丸めたバスタオルなどに額を乗せると楽にこの姿勢を保つことができます。
お尻ふりふりのポーズでトコちゃんベルトをつける方法
- ベルトを仮止めします。お尻ふりふり体操などで骨盤や内臓の位置を整えましょう。
- お尻をキュッと締めてゆっくり膝立ちになり、ゆるんだ分だけベルトをつけなおします。手伝ってもらえる場合は、お尻ふりふりのポーズのままベルトをつけなおしてもらいましょう。
両膝立ち
肘を上げて体側を伸ばすことで、肋骨が広がるので内臓が上がりやすくなります。
両膝立ちでトコちゃんベルトをつける方法
- ベルトを仮止めしておきます。
-
膝立ちになり、肘を上げます。
- 左肘を上げる → 自然に左膝に体重が移動
- 右肘を上げる → 自然に右膝に体重が移動
- お尻をキュッと締めて、ゆるんだ分だけベルトを止めなおします。