背骨のカーブがきれいな姿勢をつくる
体に負担をかけずに立つには、美しいS字状カーブが大切です。



きれいなカーブをつくる
生活様式の変化による筋力の低下や普段の座り姿勢の悪さによって、骨盤や首がゆがみ、背骨のカーブも失われていきます。きれいなカーブをつくるために、日頃からケアしましょう。
きれいなカーブは胎児期から
成長するにつれて徐々に背骨はS字状のカーブに近づいていきます。
① 胎児期
② 新生児期
③ 首がすわるころ
④ 歩きはじめ ~ 小学校卒業




赤ちゃんの背中は、まるいC字型
大人の背骨がS字状にカーブしているのに対し、赤ちゃんの背骨はC字型。人間の背骨はゆっくりと段階を踏んでいき、小学校を卒業する頃に大人と同じS字状になるといわれています。
背骨をS字状に育てるには、赤ちゃんの頃に“まるまるねんね”で丸い背中を保ってあげることが大切です。
どうして “まるまるねんね”?
生まれたばかりの赤ちゃんの筋肉はとても柔らかく、重力に抵抗できるだけの筋力が備わっていません。そのため、かたいマットなどに平らな姿勢で寝かせると重力に引っ張られて背骨が引き伸ばされます。
すると、次にできる首・腰のカーブも浅くなるので、きれいなS字状のカーブが形成されにくくなります。