お腹を締めると

お腹を締め付ける衣服を着ていませんか?
ポイントは「お腹周りはふんわり」です。

どうして締めてはいけないの?

お腹を締め付けることは骨盤や内臓の位置、
血液の流れに影響します。

正常な骨盤(洗面器型) 正常な骨盤(洗面器型)
すそ広がりの骨盤(ずん胴型) すそ広がり(ずん胴型)

骨盤がゆるみやすくなる

お腹を締め付けることは骨盤の上側を締め付けることになります。

女性の骨盤は上側が広く、下側が狭い洗面器のような形をしています。そのため、上側を締め付けると、写真のように “テコの原理” で下側が開いてしまうので、骨盤がすそ広がりのずん胴型になり、ますます骨盤が広がってしまいます。

内臓下垂

内臓が下垂する

お腹に跡が残るようなゴムや、ウエストを締め付ける衣服は内臓を押し下げます。

骨盤底筋のゆるみ

骨盤の底部で、膀胱や大腸などの内臓をハンモックのように支えている筋肉群を、骨盤底筋といいます。お腹を締め付けることで内臓が押し下げられ、骨盤底筋に負荷がかかると、筋肉群は引き伸ばされ、ゆるみやすくなります。

骨盤底筋のゆるみは、妊娠・出産、加齢、姿勢の悪さなども関係しているといわれています。

お腹を締めるとどうなるの?

今感じているお悩みは、
お腹の締め付けをゆるめることで軽減するかもしれません。

骨盤底筋群 ゆるんだ骨盤底筋群 ①骨盤底筋群 ②恥骨結合 ③膀胱 ④子宮 ⑤直腸

尿もれ・便秘など

お腹を圧迫することで膀胱などの内臓が押し下げられ骨盤底筋がゆるむと、尿もれやひん尿が起こる場合があります。また腸の動きも悪くなり、便秘になることもあります。

手足の冷え

締め付けや内臓の下垂などによって血流が悪くなると、人間の体は冷えを感じます。すると、心臓に近い臓器へ集中して血液を流し、一定の温度を保とうとするので、体の末端にある手足は冷えてしまいます。

お腹周りはふんわり

毎日着る衣服は、体に優しいものを選びましょう。

お腹周りはふんわり

締める衣服は気を付けて

お腹周りにゴム跡や下着のラインがくっきりついていたら要注意!ガードルやコルセットはもちろんですが、ズボンのゴムやベルトも締めすぎないようにしましょう。

おすすめのアイテム

腹直筋離開が気になる方には、お腹を締めずにケアする「おなかまき」をおすすめしています。

骨盤ケアって?

それは、今感じている体の悩みを軽くする
“体づくり” のキーワードです。