身近なもので手軽にできる「おひなまき」染めをご紹介!
今回は絞り染めにも挑戦します。
ぜひオリジナルの「おひなまき」を作ってみてください♪

◆ご注意!始める前に必ずお読みください。

ご両親がビワアレルギーの場合は、赤ちゃんへのアレルギー反応が出るかもしれません。
ビワ染めは控えておきましょう。
また、果物アレルギー等をお持ちの場合など万一に備え、ご両親の体質を考慮した上で、材料を選定し染めるようにしましょう。

火にかける時は、十分な換気の上で行ってください。
※煮出すことによって、さらに、ビワの葉の香りが強くなります。

準備するもの

おひなまき染め びわの葉

<材料>

  • おひなまき:お持ちのサイズ(S/MS/M)※今回はSサイズを使用。
  • ビワの葉(乾燥):今回は10枚ほど使用。
  • 無調整豆乳(成分無調整牛乳でも可):約1000cc(布が浸かるくらいの量)
  • セスキ粉末:大さじ2(※使用しなくても染まります

<道具>

  • 水切りネット
  • ゴム手袋
  • 大きめの鍋
  • 染液をこせるもの(網目の細かいザル、ふきん、キッチンペーパーなど)
  • 輪ゴム

やってみよう!

<1> 染める前に

おひなまきの準備をします。

「おひなまき」が新品の場合は、事前に水通ししておきましょう。(のりづけを取るため)
※使い込んでいる「おひなまき」(布)を使用する場合は、色むらが出やすいことがあります。

<2> 柄を決めよう

今回は輪ゴムで〇(丸)になるように結んでみました。

おひなまき染め びわの葉2
おひなまき染め びわの葉3

<3> 「おひなまき」を牛乳に浸す

「おひなまき」が浸かるくらいの豆乳 or 牛乳に30分~1時間ほど浸します。

成分無調整牛乳でもできますが、牛乳の方がにおいが強いので、豆乳をおすすめします。
素材の綿や麻は染まりにくいため、タンパク質を含む無調整牛乳や無調整豆乳などに浸し、染まりを良くします。

おひなまき染め びわの葉4

<4> 染液を作る:準備

まず、ビワの葉をざく切りにします。
※目の細かいネットに小分けしておくと、取り出すときに楽です。ネットが無い場合は、そのままいれてもOK。

おひなまき染め びわの葉5
おひなまき染め びわの葉6

<5> 染液を作る:煮出す

鍋にビワの葉と浸るぐらいの水を入れ、フタをして火にかけます。
沸騰したら、弱火~中火で1時間ほど煮出します。

おひなまき染め びわの葉7

<6>「おひなまき」を準備

火を止める少し前に、<手順.3>で浸していた「おひなまき」を軽く水洗いして、絞っておきます。

おひなまき染め びわの葉8

<7> 染液をこす

火を止めて、葉を取り出したら、ザルや薄手の布、キッチンペーパーなどを使って染液をこします。今回はトコちゃんの手ぬぐいを使ってみました。

<8>「おひなまき」を染める

「おひなまき」を染液に浸けて、再び火にかけます。(中火~弱火で1時間ほど)

おひなまき染め びわの葉11
↑1時間後

<染液を染み込ませるために、ここから冷ます・煮るを繰り返します>

<9> 冷ます

1時間ほど火にかけたら、2時間ほど冷まします。

おひなまき染め びわの葉13
↑2時間後

<10>再び1時間ほど火にかける

おひなまき染め びわの葉14
↑1時間後

<11> 一晩置く

火を消して、翌朝まで置いておきます。

~2日目~

おひなまき染め びわの葉15
↑翌朝

<12> 染液にセスキ粉末を混ぜる

染液に色止めとしてセスキ粉末を大さじ2入れて溶かします。

おひなまき染め びわの葉16

<13> 1時間ほど、火にかける

おひなまき染め びわの葉17
1時間後

※染まりが薄い場合は、火にかける時間や冷ます時間、セスキ粉末の量を調整してください。

<14>火を消し、しばらく置いておく

おひなまき染め びわの葉18
↑6時間半後

<15>「おひなまき」を水洗いする

染めた「おひなまき」を取り出し、水で洗って絞り(脱水し)ます。

おひなまき染め びわの葉19

<16> 輪ゴムを外す

手順.2で結んだ輪ゴムを外します。

<17> 乾かす

シワにならないように干して、乾いたら完成です!

おひなまき染め びわの葉22

完成

落ち着いたサーモンピンクに仕上がりました。
おひなまきを巻いた横向き姿も可愛いです!ヽ(≧▽≦)/

一緒に染めたトコちゃんの腹巻はこんな感じに仕上がりました♪

色止め(セスキ粉末)を入れていないバージョンもご紹介☆

並べてみると、色止めの有無だけでも色の変化が分かります。

左:色止め有り、右:色止め無し

今回は使い込んでいる「おひなまき」(布)を使用したので、少し色むらが出てしまいましたが、これも味が出て良かったかもしれませんね!

ぜひ、試してみてください☆「おひなまき」染め~ビワの葉【煮染め】編