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歯並びの土台は「授乳」から! 〜歯科医師が教える、一生モノの笑顔を育てるお口の習慣〜【後編】
「将来、子どもの歯並びが悪くなったらどうしよう?」
「矯正は痛そうだし費用も心配……」
実は、きれいな歯並びの土台は、歯が生え揃うずっと前、赤ちゃんの頃の授乳によって左右されることをご存知でしょうか?
一般社団法人歯並び育児®︎協会代表理事・歯科医師の阿部奈央が、一生モノの笑顔を育てるための「授乳のコツ」を詳しく解説します。
お母さんの「姿勢」が赤ちゃんのあごを守る
赤ちゃんの飲み方を整えるためには、「お母さんの姿勢」を整えることもとても大切です。
お母さんの姿勢:骨盤を立てて「軸」を作る
お母さんの姿勢が崩れると、おっぱいの向きが変わり、赤ちゃんの首やあごに無理な力がかかってしまいます。

- 骨盤を倒さない
背中を丸めて骨盤を後ろに倒した姿勢(後傾)はNGです。おっぱいが下を向き、赤ちゃんが深くくわえられなくなります。 - 椅子選び
柔らかすぎるソファは骨盤が倒れやすいため、なるべく少し硬めの椅子に座るのがおすすめです。 - クッションの活用
背中にクッションを当て、背筋が自然に伸びるようにサポートしましょう。
赤ちゃんの姿勢:頭・首・背中を一直線に
赤ちゃんが無理に首を伸ばしたり、ひねったりせずに飲める環境を作ります。

- お口と乳首の高さを合わせる
お母さんが赤ちゃんに合わせに行く(前かがみになる)のではなく、赤ちゃんをおっぱいの高さまで持ち上げます。 - 授乳クッションの重要性
赤ちゃんが沈み込まないよう、硬さと厚みのある授乳クッションを使いましょう。青葉さんの授乳クッションのように、高さがしっかりあり、お母さんの体にフィットするものを推奨します。
「密着」と「まるまる」の姿勢
抱っこと同様、授乳中も赤ちゃんの体がリラックスしていることが大切です。
- Cカーブを意識
赤ちゃんの背中が自然なまるみを帯び、お母さんの体としっかり密着していると、赤ちゃんのお口は大きく開きやすくなる上、安心して深く吸いつくことができます。
姿勢が悪いと起こるトラブル
姿勢が崩れたまま授乳を続けると、以下のような問題が起こりやすくなります。
- お口が開きにくく、浅い吸着になる
反り返った姿勢やあごを引きすぎた姿勢は、赤ちゃんがお口を開けにくく、おっぱいに深く吸い付くことがしづらいため、ベロの筋力が育ちません。 - 空気を飲み込む
姿勢が悪いとうまく飲み込めず、空気を一緒に飲み込んでお腹が張り、ぐずりや寝つきの悪さにつながります。 - ママの乳首トラブル
浅い吸着は、乳首の痛みや亀裂の大きな原因になります。

まとめ:授乳は一生を支えるお口の土台作りになります
授乳は、単に栄養を送るだけでなく、赤ちゃんの「生きる力」と「きれいな歯並び」を育む時間です。
今回お伝えした「お口の形」や「座り方」のコツを少し意識するだけで、自然とお口の筋肉が育ち、将来のきれいな歯並びへとつながっていきます。
とはいえ、一番大切なのはお母さんと赤ちゃんがリラックスして過ごせることです。
「今日は上手にお口が開いた」「一生懸命飲んでる」と、赤ちゃんの成長を感じながら、今だけの親子のコミュニケーションをゆったりと楽しんでくださいね。
歯並びを左右する「ラッパ口」ってどんな口?
コラムの前編はこちらをご覧ください♪
【執筆】
一般社団法人歯並び育児®︎協会 代表理事
歯科医師
阿部 奈央
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