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おしゃぶりをするのは良くないの?~「なぜ吸いたくなる?」の理由を考える、歯並び育児®の視点~【後編】
「おしゃぶりをすると出っ歯になるかも」と不安に思っている親御さんは少なくないと思います。
実際、長期間おしゃぶりを強い力で吸い続けると、上下の前歯が噛み合わない開咬(かいこう)という噛み合わせの原因になることがあります。
しかし、おしゃぶりを使用することは決して悪影響ばかりではありません。
実は、赤ちゃんが自分の体を守ろうとするサインである可能性があります。
そこで今回は、歯並びの視点から、おしゃぶりとの上手な付き合い方と、その背景にある「呼吸」の大切さについてお伝えします。
道具の「選び方」と「使い方」のポイント
選び方のコツ
最近は歯並びに配慮した製品も多くあります。
先端が薄く、上あごにぴったりフィットするような少し斜めに上がっている形状のものがおすすめです。

使い方の注意点
先端だけを浅く噛んでいると、舌の位置が下がって歯並びに影響が出る可能性があるため、適切に深く咥えさせてあげましょう。
正しく使うと、舌が上あごにしっかり付くので、正しい舌のポジションを覚える助けになります。
目指すべきゴールと「体づくり」
歯並び育児®が目指すゴールは、「おしゃぶりがなくても、舌が正しい位置(上あご)にあり、自然に鼻呼吸ができること」です。
おしゃぶりの卒業は、1歳半〜2歳頃を目安にしながら体を整えてあげましょう。

「まるまる姿勢」が呼吸しやすい体を育てる
以前のコラムでもお伝えした「まるまる育児の三原則」で姿勢を整えることは、おしゃぶりに頼らない体づくりにつながります。

背中を丸く保ってあげることで姿勢が安定し、体の緊張がゆるみます。
すると、赤ちゃんにとってリラックスできる環境が整うため、安心感を得やすくなるのです。
さらに気道もしっかり確保されるので、おしゃぶりに頼らなくても鼻呼吸がしやすい体へと育っていきます。
また、お口周りのマッサージで感覚を刺激してあげることも、舌を動かしやすくするためにとても効果的です。
ぜひ試してみてくださいね。

おわりに
おしゃぶりは、お子さまにとっての大切な安心材料であり、さらに呼吸の補助ツールである 可能性もあります。
「歯並びを悪くするダメなもの」ではなく、「今は呼吸を助けてくれているのかもしれない」と捉えながら、少しずつ「補助がなくても舌が正しい位置にあり、楽に鼻呼吸ができる体」を一緒に育てていきましょう。
【執筆】
一般社団法人歯並び育児®︎協会認定講師
歯科衛生士
おひなまき指導士
佐々木 そのか
おしゃぶりを吸うことは、自分の体を守ろうとするサインかも?
吸いたくなる原因について、詳しくはこちら♪
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